海辺でぬるく撮ってます

星空撮影の記録とか

オメガ青雲、わし青雲、へび座の散光星雲Sh2-54あたり

撮影日時:2021年8月31日 21時ごろ

撮影地 :神奈川県小田原市 御幸の浜
撮影機材:SONY ILCE-7M3(HKIR改)
     Askar FMA180 (APS-Cクロップしてフルサイズ換算270mm)
その他 :サイトロン CBPフィルターを使用

      SkyMemo-SW(SV165+Ceress-c+PHD2で一軸オートガイド)にて追尾撮影
露光等 :f4.5 / ISO3200、15s秒24枚+30秒25枚+61秒25枚
後処理等:PixInsightにて加算平均、各種補正の後にストレッチ。
     Luminar4にて微調整


 今年、2022年夏の北半球は偏西風の大蛇行の影響で旱魃と大雨が隣り合わせになっているそうで、日本あたりは大雨の地域。夏の星空撮影が不完全燃焼なままに秋雨、台風の季節になってしまいました。「網状星雲付近の回」で書いたようにそろそろスカイメモSWの一軸オートガイド端子の利用の可否を検討しようと思い、そんな貴重な晴れ間に脂汗を幾度か流しているのですが、幸いなことに意外と順調に行ってます。フルサイズ換算270mm、2分露光くらいならなんとかなりそうな手応えで、どうせならシグマのミニバズーカのテレ端400mmによるクローズアップも試してみるつもりです。まぁ、晴れてくれればの話ですけどね。
 上の写真は湿気と光害で空が光っちゃっている小田原の浜で撮影した、いわゆる「ワンショット・ナローバンド」です。HKIR改造機とサイトロンのCBPフィルターの組み合わせをモノにして、夏でも自宅から徒歩10分で散光星雲撮影を楽しもうという試みなわけですが、色の表現に苦戦中。HKIR改造して赤の感度が上がったがために青の露光量が稼げず、そのためにオメガ青雲あたりが単調になったと予想してます。また、未改造機にSTCのAstro-MSフィルターの組み合わせの方が、私の好みである深い赤が得られるやすい傾向にあるような気もしています。