撮影日時：2023年1月11日 19時ごろ

撮影地　：神奈川県小田原市 御幸の浜
撮影機材：SONY ILCE-7M3 (HKIR改造機)
　　　　　SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM
その他　：STC社 Astro-MSフィルターを使用
　　　　　SkyMemo-SWにて追尾撮影((SV165_Ceres-C_PHD2)で一軸オートガイド)
露光等　：f9.0 / ISO 12800, 30秒25枚＋61秒34枚+91秒38枚
後処理等：PixInsightにて、各種補正、drizzle X2、加算平均後にストレッチ
　　　　　2X2のソフトウェア・ビニング後、Luminar4にてトリミングしてから微調整

　夜空が明るい小田原でもはっきりと目視できて導入が容易なことから、星野写真を撮り始めて以来、何度も取り組んできた領域です。今シーズンはオートガイダーとPixInsightを導入したのに加え、購入したばかりの77φのSTC社Astor-MSフィルターを携えて地元の浜へ、GO！！。オートガイダーの効果に加えてカメラやレンズが天頂に向かって直立したために振動し難くかったこともあってか、星は丸！。PixInsightによるフラット補正や光害カットフィルターの効きも良くて青いモヤモヤの微細な構造も再現されていて嬉しい限りの結果になりました。
　一方、広範囲に広がる青い散光星雲が綺麗さっぱりなくなっているところはもの足りないわけですが、おそらくは光害カブリの除去のついでに消えたのでしょう。夜空が暗い伊豆まで行くか、もっと抜けが良くて周辺減光パターンが素直なレンズを使うかといった対策が必要と思われます。いずれにせよ軽量で焦点距離が250〜300mm くらいの軽量な天体望遠鏡が欲しいところですが、その前に自分の眼球のレンズを新調することになりそうなので、今シーズンはここまでかな。