海辺でぬるく撮ってます

星空撮影の記録とか

アンドロメダ銀河(御幸の浜、drizzle X 2)

撮影日時:2022年9月30日 21時ごろから

撮影地 :神奈川県小田原市 御幸の浜
撮影機材:SONY ILCE-7M3(HKIR改造)
     Askar FMA180(撮影時APS-Cクロップ、さらにトリミングしてあります)
その他 :STC社 Astro-MSフィルターを使用
     SkyMemo-SWにて追尾撮影(SV165_Ceress-C_PHD2で一軸オートガイド)
露光等 :f4.5 / ISO1250、15秒29枚+30秒25枚+61秒25枚+121秒25枚
後処理等:PixInsightにてdrizzle X2、各種補正、加算平均の後にストレッチ。
     Luminar4にて微調整の後、トリミング。


 9月末だと言うのに真夏日が続いていましたが星空はすっかり秋で、宵の口にはアンドロメダ銀河が撮りごろの高さに昇っていました。去年も撮ったアンドロメダ銀河ですが、今回は一軸オートガイドの導入と共にdrizzle処理による超解像を試してみました。詳しい理屈はわかりませんが単純な補完によらない方法で解像度を上げる事ができるらしくて、ベイヤー配列のカラーフィルター方式では不可避な色データの空隙を推定させる(等倍)だけでも良い結果が得られると言う噂もあります。
 今回の結果を見ると、焦点距離180mmの小さな天体望遠鏡を使った画像をトリミングして500mmで撮ったくらいまで拡大していますが、星像は意外とシャープ。銀河の暗黒帯もしっかり再現できていて、少なくとも非点収差バリバリ、かつ、重すぎてちゃんと固定しきれないSIGMAのミニバズーカで撮ったよりは良い結果が得られているように思っています。重いズームレンズを使わずに済めばポタ赤のカウンターウェイトも軽いもので済むので、荷物がとても軽くなるのも嬉しい限り。また、撮影方法も通常のシグマクリッピング有りの加算平均処理のためのものと変える必要がない(枚数は多めに用した方が良い)ようなので、もう少し試してみるつもりです。