撮影日時：2020年12月1日 17時ごろ

撮影地　：神奈川県小田原市 御幸の浜
撮影機材：SONY ILCE-7SM3
　　　　　SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM　(400mm)
その他　：固定撮影
露光等　：f6.3 / ISO12800 1/2秒
後処理等：Luminar4にてレタッチ

　月というのは夜でも昼でも簡単に見える天体で、気がつくとポッカリと空に浮かんでいる事が多いのでは無いでしょうか。そんな身近で明るい存在も、地平線や水平線に近いところに昇ったばかりの時には様子がちょっと違います。どす黒く赤くてとても暗い物体が地の底からヌッと顔を出したように見えて、夜の女王というよりは冥界の魔王。残念ながら写真で色を再現することはできていないのですが、これまでで最も近い感じで仕上がったのが上の写真。平塚の高麗山あたりから顔を出しつつあるところを撮ったものですが、明るく黄色っぽいオレンジ色になってしまったものをレタッチで頑張って修正しました。目視で感じたおどろおどろした雰囲気は再現できていないのが残念です。
　このどす黒く赤い感じは昇り始めるにつれてすぐに変化して、オレンジ色から黄色を経て白っぽくなり、露出オーバーにさえ気をつければ写真で容易に再現できるようになります。下の写真は江ノ島あたりから出て少し高く昇ったところで、まあまあ近い色になっていると思います。

撮影日時：2020年10月31日 17時ごろ

撮影地　：神奈川県小田原市 御幸の浜
撮影機材：SONY ILCE-6600
　　　　　SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM　(35mm換算600mm)
その他　：固定撮影
露光等　：f6.3 / ISO125 1/4秒
後処理等：Luminar4にてレタッチ