海辺でぬるく撮ってます

星空撮影の記録とか

はくちょう座東側、網状星雲付近

撮影日時:2022年7月27日 21時ごろ

撮影地 :静岡県加茂郡東伊豆町 白田温泉
撮影機材:SONY ILCE-7SM3
     Askar FMA180
その他 :Starry Nightを使用、スカイメモ-SWによる追尾撮影
露光等 :f4.5 / ISO8000 30秒23枚+61秒25枚+121秒16枚
後処理等:PixInsightにて加算平均、フラット等各種補正、ストレッチ
     Luminar4にてレタッチ


 修理から戻ってきたILCE -7SM3で網状星雲付近を撮ってみました。淡い上に天の川近傍の領域だけに微恒星だらけで難儀しましたが、なんとか星雲や散開星団を炙り出したのが上の写真。さすがは高感度・フルサイズセンサー、と、言いたいところなんですが、正直な感想はILCE-6600で撮ったものとあまり変わらないような。もちろん、ISO8000で撮っているとか、フルサイズのセンサーだけあって少し広い範囲を画面に収めることができているといった違いはあるのだけど、それでもAPS-C機が健闘している感じは否めません。カメラは小さくて軽いし、同じ画角ならば天体望遠鏡やレンズがひと回り軽く、かつ、小さくなるAPS-C機は、公共交通機関と徒歩で移動する私にはとても魅力的です。
 高感度ノイズが気になるならば、フルサイズセンサーをAPS-Cクロップして使うことを積極的に考えても良いのかもしれません。フルサイズ用レンズの写野の隅は星像が乱れがちな上に周辺減光もキツかったりするので、撮影時から潔く無視するのも良いように思います。画素サイズが大きい低画素数機でである7SM3でクロップやトリミングしても大丈夫かという不安はあるのですが、下の写真(APS-Cクロップして撮影したフルサイズ270mm相当の絵をさらにトリミング)のように、それなりの解像感は得られている感じです。もちろん、トリミングによるクローズアップにはセンサーの画素のサイズが小さくて数が沢山あるILCE-6600は有利なはずなので、もしかしたらシグマのミニバズーカ(100-400mm)を担いで運ぶ苦労とおさらばできるかも!。


撮影日時:2022年7月29日 21時ごろ

撮影地 :静岡県加茂郡東伊豆町 白田温泉
撮影機材:SONY ILCE-7SM3
     TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD 

     (APS-Cクロップ、フルサイズ換算270mmで撮影してトリミング)
その他 :STC Astro-MSを使用、スカイメモ-SWによる追尾撮影
露光等 :f3.2 / ISO8000 15秒11枚+30秒25枚+61秒25枚+121秒18枚
後処理等:PixInsightにて加算平均、フラット等各種補正、ストレッチ
     Luminar4にてレタッチ