海辺でぬるく撮ってます

星空撮影の記録とか

サドルとその周辺

撮影日時:2022年8月18日 20時30分ごろから

撮影地 :神奈川県小田原市 御幸の浜
撮影機材:SONY ILCE-6600
     TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (フルサイズ換算270mm)
その他 :STC社 Astro-MSフィルターを使用
     SkyMemo-SWにて追尾撮影
露光等 :f3.2 / ISO2500、15秒25枚+30秒25枚+61秒25枚+121秒25枚
後処理等:PixInsightにて加算平均、各種補正の後にストレッチ。
     Luminar4にて微調整


 写真用のズームレンズは何本か持っていて、お試し感覚で取っ替え引っ替えしながら星空を撮ってきましたが、概してどれも使いづらいです。使いづらさの理由はいくつかあるわけですが、ほぼ共通するのが周辺減光パターンのいやらしさ。曲率が異なる2つの曲面の組み合わせになっているように感じています。空が暗くて綺麗ならば良いのですが、モヤって一様に光害カブリしている時に無理やり補正をかけると、曲率が切り替わる辺りにドーナツ状に明るい部分が残ってしまう事が多々あり、そのような時は作品化を諦める事になります。
 上の写真はAPS-C機を使ったり周辺減光補正のやり方を工夫してドーナツにならないように頑張ってみたものですが、真ん中に青白いモヤが残り、周辺部はやたらと暗くて散光星雲は不気味な赤黒さになってしまいました。HKIR改造機で撮影された目標とすべき作例の大多数とは大きく異なるものになってしまったのですが、実のところは、「赤外で光っているところなんだからこれくらい赤黒くてもOKだべ」と開き直っています。(爆)