海辺でぬるく撮ってます

星空撮影の記録とか

アルデバラン付近からペルセウス座

撮影日時:2021年12月31日 19時ごろ

撮影地 :静岡県加茂郡東伊豆町(白田温泉)
撮影機材:SONY ILCE-7M3(HKIR改)
     SONY FE 24mm F1,4 GM (APS-Cクロップ)
その他 :Kenko PROSOFTEN CLear (W)とスターリーナイトを併用
露光等 :f2.8/SO 1600, 露光時間121秒を25枚使用

     スカイメモTにて追尾撮影
後処理等:Stella Image 9にて加算平均、フラット補正など
     強調処理はLuminar4


 近赤外光で光る散光星雲を撮るために、ハヤタ・カメララボさんにお願いしてILCE−7M3をHKIR改造して頂きました。既に所有していたILCE-7SM3は改造不可とのことだったので、新しく買いなおしましたよ。(涙)


 改造そのものは2021年12月初旬に終了していて、幾度も撮影はしてきたのだけど、まともな作品は未だ得られていません。改造とは言っても、画像センサーの前にある赤外線カットフィルターを、メーカー純正のものからちょっとだけ赤外側まで映るフィルターに変えるだけなんだけど、使いこなすのは大変です。レンズが持っている色収差やらなんやら、メーカーが一生懸命に作り上げた微妙なバランスを崩すわけで、面内の色被りムラとか、もう大変なことになっています。修正不能だよ〜。(爆涙)


 こんなものを使いこなして作品を発表しているプロとかハイ・アマチュアの皆様がおいでになるということが、私には信じられません。


 えっと、写真中央の赤いのがカリフォルニア星雲、中央部がペルセウス座、下方におうし座の明るいところ。上方の二つの赤い散光星雲の上の画像外にカシオペア座があるはずです。

12月の天の川 (東伊豆町・稲取温泉)

撮影日時:2021年12月23日 18時30分ごろ

撮影地 :静岡県加茂郡東伊豆町(稲取温泉)
撮影機材:SONY ILCE-7MS3
     LAOWA 15mm F2 ZERO-D
その他 :LEEのSOFT1とスターリーナイト併用
露光等 :f2.8/SO 6400, 露光時間25秒、固定撮影


後処理等:連続して撮影した25枚をSequatorにて加算平均
     Stella Image 9にてフラット補正、強調処理はLuminar4

 撮影したのは稲取温泉で、東伊豆にしては空が明るい所なんだけど、冬になって空気が澄んできたせいか星の色が綺麗に出ていて、びっくり。写真上部にはアンドロメダ星雲も小さいながらはっきり写っているし、やっぱり冬は星空撮影の季節なんだなぁと思います。
 東の空には冬の主役オリオン座が昇りつつあって、天頂にはカシオペア。淡い冬の天の川のアーチがとてもきれいでしたが、北側すぐ横にはホテル群。残念ながら写真撮影はできませんでした。

夏の大三角とペルセウス座流星群

撮影日時:2021年8月11日 20時ごろ

撮影地 :静岡県加茂郡東伊豆町
撮影機材:SONY ILCE-7MS3, FE 35mm F1.4 GM
その他 :プロソフトンのクリアとスターリーナイトを併用
     スカイメモTで追尾撮影


露光等 :f2.0/SO 1600, 露光時間30秒

後処理等:Stella Image 9でフラット補正、強調処理はLuminar4


 夏に大三角やはくちょう座のあたりを撮っていて嬉しいのは、時々流れ星が映り込んでくれること。特にペルセウス座流星群やはくちょう座流星群の極大日前後は、頻度がとても高まります。流星群の撮影は意外と難しくて、多数を目視したはずなのに写真には何も写っていないことが多々あるのですが、上記の夏の二つの流星群は(あくまでも個人的感想ですが)不思議と写真に残ります。上の写真は、ペルセウス座流星群の頃に撮影した夏の大三角で、左下の白くて太いのが流星、右側の細い2本は残念なが人工衛星じゃないですかね。


 ペルセウス座流星群の活動が活発な夜には、夜空が明るい小田原・御幸の浜でも十分に楽しめて、北極星の下あたりから南東の水平線まで続く流星痕を残しながらカッ飛ぶ大物が見えた事もあります。正直言って、撮影するより目で見ていた方が楽しいのが流星群。You Tubeでライブ中継を見るのも良いけど、一度体験してみてはいかがでしょうか。