海辺でぬるく撮ってます

星空撮影の記録とか

プレアデス星雲・カリフォルニア星雲と分子雲(東伊豆町・白田温泉)

撮影日時:2024年1月9日 19時ごろ


撮影地 :静岡県加茂郡東伊豆町(片瀬温泉)
撮影機材:SONY ILCE-7M3(HKIR)
     中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95 EF
その他 :STC Astro-MSフィルタを使用
     SkyMemo-SWにて追尾撮影

露光等 :f2.8 / ISO3200 総露光時間 = 7534秒

後処理等:PixInsightにて、各種補正、加算平均してからストレッチ
     Luminar Neoでトリミング、レタッチ


 小田原で星野写真を撮り始めた頃には憧れでしかなかった分子雲なのですが、伊豆へ行ってがっしりと露光したら意外と簡単に撮れてます。ただし、作品に仕上げる時には問題があって、それは微恒星。綺麗な夜空をがっしりと露光した写真は微恒星に埋め尽くされてしまいます。この一枚では、久しぶりで星雲マスクをかけた上でミニマムフィルタをガッツリと効かせて小さい星をかなり消しちゃいました。


 写らなくてがっかり、写り過ぎてもイライラ。困ったもんです。

プレアデス星団とその周辺 (東伊豆町・片瀬温泉)

撮影日時:2024年1月1日 20時ごろ


撮影地 :静岡県加茂郡東伊豆町(片瀬温泉)
撮影機材:SONY ILCE-7M3(HKIR)
     BORG 55FL (+ 7880)
その他 :STC Astro-MSフィルタを使用

     SkyMemo-SWにて追尾撮影(SV165_Ceres-C_PHD2で一軸オートガイド)

露光等 :f3.6 / ISO6400 総露光時間 = 7185秒

後処理等:PixInsightにて、各種補正、加算平均してからストレッチ
     Luminar4Neoでトリミング、レタッチ

 移動時間をかけて伊豆まで行くからには小田原では撮れないものが欲しいということで、大きくて明るいHα帯ではなくて青いところを撮ってきました。帰りの電車の時間の都合で総露光時間は2時間弱にとどまりましたが、中心部のガスの構造に加えて周辺部の分子雲まで撮れたので満足しています。去年まで使っていたシグマのズームレンズだと、メローぺ以外はただ丸く色がついていただけと言っても良いくらいでした。


 BORG 55FLにレデューサーの組み合わせは短焦点で明るく、大きく広がった淡いところを撮りたい私にとっては、良い買い物をしたと思っています。

カリフォルニア星雲 (小田原市・御幸の浜)

撮影日時:2024年1月4日 19時ごろ


撮影地 :神奈川県小田原市 御幸の浜

撮影機材:SONY ILCE-7M3(HKIR)
     BORG 55FL (+ 7880)
その他 :Sightron DBPフィルタを使用
     SkyMemo-SWにて追尾撮影(SV165_Ceres-C_PHD2で一軸オートガイド)

露光等 :f3.6 / ISO8000 総露光時間 = 9206秒

後処理等:PixInsightにて、各種補正、加算平均してからストレッチ
     Luminar4Neoにてトリミング、微調整


 冬至あたりは暗くなるのが早いので、露光時間というか撮影枚数を思い切って増加しても夜更かしせずに撮れるのではと思い、やって見ました。去年までの作品とは違って、赤いモヤモヤがあるだけではくて複雑な構造を持っていることがわかる1枚になったように思います。


 準備から撤収まで、寒い浜で4時間近くを過ごした甲斐はあったように思っています。